更年期障害の原因・症状
女性が閉経を迎える年齢にさしかかると、体に様々な不調がでてきます。発症する時期が更年期であることから、その病気は更年期障害と呼びます。その更年期障害とは何が原因で起きるのかというと、女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」が急激に減少するからです。
その「エストロゲン」の量がどうして重要になるのかというと、自律神経や免疫機能など体の機能をコントロールする役割を持っているからです。十分な分泌量があればそれらの機能は正常に働きますが、更年期になって激減すれば、体の機能は制御できなくなりさまざまな不調がでてきます。
それから、「エストロゲン」が出なくなると、脳は分泌量を増やすようにと命令を出します。しかし、前述のように卵巣の機能自体が低下しているので、命令を実行できません。そうすると脳がパニック状態になり、さらに大量の命令を出し自律神経に影響がでて更年期障害になります。
そんな更年期障害ですが、具体的にどんな症状がでてくるのかというと、次のようなことです。精神的な症状でいえば、理由もないのに不安やいらいらを感じる、やる気が出ない、物覚えが悪くなるといったことが挙げられます。年をとって暴言や暴力が目立つようになるというのも、更年期障害の可能性があります。
また物覚えが悪くなったというのは認知症にも通じるので、病院にいって調べてもらったほうが良いです。
それから、体に出てくる症状としては頭ならば頭痛やめまい、肌ならば肌荒れやシワ、泌尿生殖器では頻繁な尿意、血管運動神経系だとほてり、のぼせ、冷え、呼吸循環器系では動悸に息切れなどが出てきます。大抵の場合には、症状がでたとしても、時間が経てば消えていきます。でも重い更年期障害となれば、頭痛やめまいの程度がひどくなって日常生活にも支障がでてしまいます。
そして、体調不良が5年、10年と続けば、ストレスがどんどんと蓄積されていきます。その結果としてうつ病を発症し、自らの命を絶つ人もいます。大したことはないと放置するよりも、すぐに病院で診察をしてもらい適切な治療を受けることが、更年期障害のためになります。
なお、男性でも更年期障害がでることがあります。当然ですが、男性の場合には閉経はありませんが、こちらも加齢によるホルモンの減少が原因になります。男性の更年期障害の場合には、ほてりや頭痛など女性と共通する症状はありますが、それ以外にも性欲の低下、勃起障害などがでてきます。
産婦人科のメリット
更年期障害を産婦人科で診てもらうことのメリットは、症状を軽減するための治療ができる点です。更年期障害の原因である女性ホルモン「エストロゲン」の減少は、自然の摂理ですから我慢をしていても改善はされません。産婦人科に行けば、精神的な症状を消すために抗うつ薬や抗不安薬を処方してもらえます。
また症状が重いときには、ホルモン補充療法を行うことで自律神経の乱れがもたらした症状は早期に消えて、それ以外でも数ヶ月もすれば改善されます。
それに、医師に相談ができるというのは、我慢をしているときに比べて気持ちが格段に楽になります。家族も更年期障害の人に、どうやって接すればいいのかをアドバイスしてもらえばしっかりと支えられます。
産婦人科のメリット
産婦人科で更年期障害の治療をしてもらう際に、気をつけなければいけないデメリットは治療の副作用がでるかもしれないことです。抗うつ薬や抗不安薬は、長く使用すれば依存症状が出やすくなります。そうなると、薬をやめたいと思っても簡単にはやめられなくなります。
ホルモン補充療法も、乳がんや子宮体がんなどが発症するリスクが高まります。がんでなかったとしても、不正出血や胸の痛みなどがでてくることがあり、注意しなければいけません。
さらに経口ホルモン製剤では、血栓ができやすいという副作用があります。もし、血栓が脳や心臓の血管に詰まれば、命を失うかもしれませんし後遺症が残ることだってありえます。産婦人科を探すときには、治療の効果だけでなく危険性について、しっかりと説明をしてくれるところを探すべきです。
更年期障害でお悩みの方は子宮セラピーがおすすめです
子宮は女性の健康に一生涯かかわる大切な臓器です。子宮セラピーは、子宮を正しい位置に導く施術を行います。
子宮と骨盤を矯正することで、生理痛、便秘、冷え性、更年期障害などの悩みが解消され、妊娠しやすい体づくりができるようになります。
産婦人科に行くほどではないけど、女性特有の体の不調を改善して、健康的に生活してきたいとお考えの方は、是非、子宮セラピーを受けてみることをおすすめいたします。